top of page
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

前夜祭レポート

恒例のウイングカップ前夜祭。審査員もリニューアルして(今回劇評担当に当たる広瀬と土橋淳志さんが抜けて新しく畑律江さんと古川剛充さんが参戦。さらにはゲストで若手審査員として餓鬼の断食の川村智基さんも参加)、参加団体も前回の4団体から大幅に増えて9団体で11月1日からスタートする。昨年の最優秀賞受賞団体ヘラヘラ企画が今年も2年連続で参加するというのも興味深い。

 さて、前夜祭である。今回も豊島祐貴の司会で始まる。オーナーである福本さんの挨拶の後、審査員の紹介を経て、恒例の各団体による5分間パフォーマンスが始まる。それぞれの劇団が嗜好を凝らしており楽しい。公演直前のルルイエの黄昏は作者によるプレゼン。具体的な予告編でもある。続く2団体(ヘラヘラ企画、一敷座)は直接今回の作品とは違うが劇団のカラーを伝える短編作品。さらにはまるで芝居自身とはリンクしないというダンス(劇団ひととき)に短編芝居(劇団激男の林充希による『ひとりライオンキング』は大受けしていた)もあり、もちろんしっかり本編である公演プレビュー作品(花観小屋、皆奏者)から、劇団名にちなんだはちみを食べるパフォーマンス(はちみつ悟り隊)に主宰の韓国旅行レポート(自由バンド)まで。

 何がなんだかの雑多でそれぞれの劇団のカラーがしっかり伝わってくるさまざまな試みがそこにはなされていた。そんな9団体による9作品(今回はなんと豊岡から2団体が参加している)は11月1日から毎月ほぼ2作品ずつ、2月まで続く。

 前夜祭のラストで参加団体の代表が舞台上に全員並んだ様は壮観だった。彼ら若手劇団がこのウイングフィールドを舞台にして何を見せてくれるのか、楽しみでならない。

執筆者 プロフィール

広瀬泰弘(ひろせやすひろ
 

1980年頃から小劇場演劇を見始めて現在に到る。90年から2002年までスペースゼロ演劇賞選考委員。この頃から年間150本程の芝居をコンスタントに見ている。演劇情報誌「じゃむち」(93〜98)では創刊から休刊まで劇評、インタビュー等を担当。2019〜21年まで「イマージュ」で劇評。「演劇会議」等にも劇評を書く。大阪春の演劇まつり、HPF(大阪高校演劇祭)審査員は現在も続けている。WINGCUP審査員は昨年度まで担当。

bottom of page