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​ウイングカップ演大博覧會、開。

NEXT プロトテアトル 2021年4月30日-5月3日

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​ウイングカップ演大博覧會、開へむけて

 

ウイングフィールド初代プロデューサー、故中島陸郎氏が銘打ち定期的に開催してきた再演すべき作品を劇団に上演してもらう試み「ウイング再演大博覧會」。これをウイングカップ10周年企画と併せて10年ぶりに復活させ、若手劇団が今後の代表作として胸を張って上演を行える作品を再構築する演劇祭にしたい。

才能の「発掘」と「育成」を中心に行ってきたウイングカップが10回目の開催を迎えるにあたり、「ウイングカップ」とは別に、過去に最優秀賞を受賞し、現在も活動を続けている団体を集めて、受賞作を中心に再演を行う「ウイングカップ再演大博覧會」を2020年3月12日より8団体が連続して上演する大型の演劇祭として開催する予定でした。

しかし、コロナ禍においてそれは叶いませんでした。
3月9日に新型コロナウイルス対策の専門家会議により、いわゆる「3密」を避けるよう自粛要請が出されます。

小劇場でも上演の中止、延期が相次ぎ、ウイングフィールドも都度情勢を見極めつつ劇団と協議を続けて参りましたが、残念ながらウイングカップ再演大博覧會期間中に開館する事は出来ませんでした。

ウイングフィールドは8月より客席数を限定して再開、感染症対策として消毒、検温の徹底、そして換気設備の増設等を行いつつ、配信専用の劇場として仮想劇場ウイングフィールドを立ち上げ、コロナ禍において、またそれ以降も見据えて、表現の場の維持、そして観客の皆様が小劇場の作品と出会える場の再構築を行う為に奔走しております。

 

新型コロナウイルスは現在も猛威を振るい続けております。

医療関係者をはじめ、多くの方がそれどころではないという状況にある事、そして今後さらに感染数が増えれば、日常生活がよっり困難なものになる事は重々承知の上、可能な限りの対策を取り、安全な上演が難しいと判断される場合は再度の中止や延期も視野に入れながら、再演博をまとまった時期に集中して行うのではなく、2021年から2022年にかけて開催する仕様に変更し、再開する運びと致しました。

参加を表明して頂いている団体から順にこちらのホームページにて発表いたします。


コピーライターとしても活躍された中島氏が残した再演博キャッチコピー「見逃した芝居は面白い」そのままに、今後の演劇界をリードする作品を生み出す力のある団体を世に紹介すると同時に、若手劇団のさらなる才能の発掘と育成を越え、「飛躍」を育む場所として機能させたいと考えております。

劇場での観劇が本懐でありますので、劇場での観劇体験もより重視しつつ、コロナ禍以前では考えられなかった演劇の配信にも力を入れ、関西圏外にもウイングフィールドよりさらに外側に向けて発信いたします。

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